マルセイユのERACM(国立演劇学校)でのワークショップ3日目。今日は大変に寒い一日。ロシアからの風で大寒波らしい。
本日の野村のワークショップでは、昨日の続きでの声での即興をやった後に、「とおりゃんせ」の歌を一度だけ聞いてもらって、各自の記憶を頼りに、歌詞とメロディーを思い出して歌ってもらうことで、日本語でもフランス語でもない歌が生まれ、和風でもフランス風でもないメロディーが生まれました。
久しぶりのフランスなので、フランスのこと忘れていましたけれども、そういえば、フランスって、仕事のできる人は凄く仕事ができるし頼りになることを思い出しました。そして、本当に仕事のできない人は、言い訳ばかりして、全然仕事をしてくれないことも思い出しました。そうでした。誰に言えば、物事が進むのかを見極めることが、この国で仕事する時に最初にしなければいけないことだったことを、思い出しました。そして、ERACMのオリヴィエは本当に頼りになるので、助けられています。
自室に戻って後、鍵ハモデュオの譜面少しだけ書く。そして、作曲家ルトスワフスキーに関する本を読み、彼の交響曲第1番の分析を楽しみ、ルトスワフスキーがルーセルの交響曲第3番を絶賛していて影響を受けているということを知り、この2曲を続けて聞いてから就寝。