野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

タイ最終日

タイでの最終日。バンコクのホテルをチェックアウトして、寺巡りを始める。まず、一番、近い寺ワット・ラーチャポピットに。以前、タイの寺院を訪ねた時は、瓦に興味を持つ前だったので、今回は、瓦に着目して、お寺めぐり。なるほど、カラフルな瓦の組み合わせ。菱形のような形が鱗状に組み合わされている。実際には、どのような形状の瓦なのだろう?興味深い。続いて、観光名所でもあるワットポーへ。このお寺は、超巨大な仏像が横たわっているので、もの凄い数の外国人観光客がいる。昨日まで、ほとんど日本人を含む外国人に会うことがなかったのだが、いるところには、こんなにいるのだ、と驚く。こちらは、黙々と瓦を見学。見学しているうちに、気がつくと誰もいないお寺の裏に回ってしまい、学校に迷い込む。なるほど、お寺が学校を経営するのは、日本もタイも同じなのだ。同じ敷地なのに、全く雰囲気が変わりびっくりする。チャオプラヤー川を船で渡り、ワットアルンへ。このお寺は、2年前にアナンが出演した年末のカウントダウンコンサートの舞台でもあった。あのときは、夜だったし、お寺自体を楽しむことがなかったが、満喫。そして、塔の上に吊るされている多数のベルの鳴る音が面白い。風鈴のインスタレーション。その後、香港のベリーニに推薦されたLiving Museumを求めて散策したが、どうも調べ間違えたみたいで、学校にたどり着き、断念。その後、ワット・スラケート、というお寺にたどり着き、ここは本当に来て良かった。高い塔の上まで昇れるのだが、その途中に、大小の様々な鐘がぶら下げてあり、鳴らしたい放題で、巨大なゴングもいくつもある。どうして、ここは、こんなに鐘があるのか、よくわからないのだが、鐘を鳴らせて、満足。その後、ワット・スタット、というお寺に行く。お寺は、瓦を葺き替えているようで、新品の瓦が袋に入って置いてある。パッケージに書いてあるウェブサイトのアドレスだけは、タイ文字ではなくアルファベットなので、これだけ写しておく。あとで調べよう。

http://www.apk.co.th/

寺の裏の方にまわると案の定、古い瓦が山積みにされている。そこで、その瓦を手にとり、叩いてみる。形状は5角形。長方形の先に3角形がついているような形状。厚さはそこそこ薄く、響きも良い。持ち帰りたかったが、お寺のものだからダメと言われて、断念。しかし、音を鳴らせたのは大きかった。タイのお寺の瓦で次は音楽をやってみたい。空港に出発するまでに、あとわずかに時間がある。ソーさんが、タイマッサージを受けるように、強く進めるので、1時間タイマッサージを受ける。こりがほぐれる。さすがタイ文化奥深し。ホテルに戻り、荷物をピックアップして、ソーさんから、領収書など必要書類にサインする事務作業をして後、タクシーにて、空港へ。そして、深夜の飛行機で、日本へ向かう。タイのみんな、本当にありがとう。また、お会いしましょう。