城崎国際アートセンターでのテアトロ・ムジーク・インプロヴィーゾ滞在制作16日目です。
公演まで残すところ４日。そのうち一日は、出石会場での仕込みなので、実質残り３日で本番を迎えます。そう考えると、そろそろクリエーションをするのは打ち切って、仕上げに入らなければいけない段階です。こういう時は、とにかく作品を確定させて、まとめにかかりたくなるのですが、本番直前や（作曲の場合は〆切直前の）土俵際になってから、どれだけ創造的な気持ちを切らさずに、最後まで粘り強く頑張れるかは、作家としては、本当に重要な部分と思っております。
ほぼ全シーンもできあがって、ブラッシュアップをしていますが、ダリオは、いくつか満足していないシーンがあり、そこで新たな発想を導入してみようと頑張っています。フル稼働でチャレンジして、今日だけでも格段に面白くなりました。せっかく日本でこんな絶好の環境で、マコトとクミコと一緒に創作できる場があるのだから、目一杯納得できるものを作りたい、というダリオの思いに、音楽家として最大限に応えたいものです。
夜は、少し個人練習として、思いっきりフォルテを中心に演奏してみました。やはり、こうした広い場所で、フォルテを演奏できるのは嬉しいもので、良い運動になります。ダリオや、やぶさんとのコミュニケーションが深まってきたので、ここのピアノとも仲良くなっておきたいのです。
