野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ボナンで笙

昨夜4時頃就寝だったのですが、7時半に起きて、出発。うーむ、寝不足です。新幹線車内で舞踊家の佐久間新さんと合流し、東京へ。北千住に着いて、東京藝術大学の千住キャンパスのスタジオAにて、リハーサル。

明日のイベント「ジャワで交流したんじゃわ」で公開する甲斐田祐輔さんの映像をまず見て、40分に凝縮されてインドネシアの1週間の濃密な交流に圧倒され、その後、明日の演目のリハーサル。フランチェスカの新曲「ボナンで笙」、メメットの「Senju」、そしてメメットに捧げた新作「ごはんはナシ」、そしてマングナン小学校の先生たちと作った「Yogyakarta indah kotanya」を練習したり、様々な段取りを打ち合わせる。

フランチェスカの作品は、照明が明るいと合わない感じがするので、いろいろ照明も探ってもらって、投光器などを試行錯誤の末、いい感じに。佐久間さんの踊りも、影絵のようにスクリーンに投影される。笙の音色と鍵ハモの重なり合う響きが美しい。そして、事務局の吉田くん、藝大教授の熊倉純子さんにも、出演してもらえるコーナーももうける。出演者とスタッフ、プロとアマチュアなど、色々な境界線が崩されていくのは、嬉しい。

会場展示に、小日山拓也さんが、すごくはりきってくれている。フランチェスカの新曲は、小日山さんが漫画化していた。フランチェスカが書いた譜面の中に、何かイラストを描き込んで欲しいといったリクエストがあったと思うのだが、それが飛躍して、こんな展開をしていて、びっくりです。