野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

せっしゃエンリコでござる

淡路島に滞在中。ダリオさんは、朝から神社の清掃に同行し、丁寧に掃き掃除をし、地元の人々と交流したらしい。まずは、お互いの自己紹介。瓦楽器を置いてある「ことや」で、瓦楽器の演奏(野村誠+やぶくみこ)を聴いてもらう。続いて、ダリオさんの紹介。通常は、プロジェクターを使うらしいが、ことやには電気がきていないので、突然、瓦のもとになる土で絵を描くと言って、ブルーシートでつくった壁面に、水でといた土で絵を描き始める。ダイナミックで、面白い。即興性もあり、音楽とのセッションになる。

やってみた後、11月に共演するイタリアの劇場では、土と水はNGだ、とのこと。明後日、イベントをする会場でも、NG。ということで、午後は、産業文化センターに瓦を持ち込み、そこで、プロジェクターで壁面に絵を投影して、ライブで絵を描きながらセッションをすることに。

ところが、午後、プロジェクターに必要な電源がなかったりして、機材がセッティングできないまま時間が経っていく。

この待ち時間を使って、9月11日の「今の音楽 居間の音楽3」@ながらの座・座で共演するイタリア人パーカッショニストのエンリコ・ベルテッリのための「せっしゃエンリコでござる」という声のアンサンブル曲の譜面を、コツコツ書く。半分くらい書き上げる。