野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

瓦の勉強、ガムラン

「瓦の音楽」をしています。マレーシアから帰国したら、すぐに瓦の作曲に着手なので、その準備で瓦音階を検討するため、瓦の勉強をしております。

まず、こちら「瓦の図鑑」というホームページが大変分かりやすく、瓦の種類を確認するのに、ありがたいページ。
http://www8.ocn.ne.jp/~kawarak/zukan.html

それから、こちらの「三州瓦の歴史」のページも、大変読みやすくまとめられていて、勉強になりました。飛鳥時代に日本に伝来した瓦の技術が、奈良時代平安時代に質が低下した、という話は驚きました。また、室町時代の軒瓦の発明、江戸時代初期の桟瓦の発明、江戸時代の瓦禁令と、それを瓦屋根化を推奨した江戸南奉行の大岡越前の話など、大変興味深いです。

http://www.kawara.gr.jp/01_rekishi/rekishi.shtml

夜は、ガムラン。こどもガムランでは、「バナナーウ」、「アップルポ」、「おだどんぐり」、「わっしょい」の4曲を次々に創作。こどもたちの創作熱は凄かった。以前は、太鼓を叩いたら終わるなどの合図が多かったのが、最近は、1325など、音名で指定してくるようになっています。進化するこどもたち。ぼくは追随しています。今後、子ども達の成長に合わせて、作曲法がどのように変化/進化していくのか、楽しみです。おとなガムランでは、以前つくった「富士山」を発展させました。ガムランの楽器で輪になって、その輪の中でダンサーのニイユミコさんが踊るのが、踊る指揮者でもあり、面白かったです。