野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

じんじんとトーク

鳥取にやって来ました。Hospitaleにて、きむらとしろうじんじんと、トークショーなのです。会場は、30名入ると満員な空間なのですが、50名以上の人が詰めかけ、椅子は追加するし、椅子も入るスペースがなくなり、床に座る人まで出て、超満員でした。じんじん人気は凄い。野村のプレゼンを40分強やらせていただき、淡路島アートセンターからもらった画像などで、「瓦の音楽」の説明が充実。「千住だじゃれ音楽祭」の話も、結構できました。「すっぽんぽん体操」の映像も好評。

じんじんは、学生時代や90年代前半の京都での体験を共有する同世代のアーティストであり、98年にパリでの展覧会「どないやねん」に参加し、同じ宿舎で生活した仲間であり、02〜03年、山口でのYCAMプレイベントも一緒に盛り上げ、07年、えずこホール10周年の「十年音泉」を総合監修した時にも、野点をやっていただき、本当に、色々なところで接し続けてきたわけですが、こうやってじっくりお話する機会はなかなかなく、貴重な時間です。

じんじんのお話は、大変面白い。
じんじんが鮮明に覚えている野村に関するエピソードを、ぼくは覚えていなかったりします。

「路上」の話を結構しました。1999年に「路上日記」という本を出した頃に、この路上での経験を、劇場などの室内に持ち込むことを考えていたことを、懐かしく思い出しました。室内楽と野外楽。会場から質問コーナーになっても、質問が5つも出てきて、そこで時間切れになりましたが、何だかポジティブな空気が会場全体に充満していました。

鳥取、楽しい。