野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

明日、ダンスファンファーレ京都!

明日、Dance Fanfare Kyotoで、「音楽×ダンス」に出演します。これは、3人のダンサーに、やぶくみこさんと2人で音楽をつけます。

本番ぶっつけでも良いし、事前に振付けをビデオで見せるのでも良いし、前もってリハーサルに来ても良い、と言われていたのですが、ダンスも即興だったら、こちらも即興でいきなり本番もありと思ったのですが、ダンスは20分の振付作品を作っているらしい。

1)3人のダンサー(京極朋彦+菊池航+渡邉尚)が20分のダンス作品を作っており、それを無音で上演
2)既に見た同じ20分のダンス作品を、同じダンサーが15分の休憩の後、再度上演。今度は山崎伸吾さんの演奏つき。
3)既に2回も見た20分のダンス作品を、何と同じダンサーで、3回目に上演し、その音楽を、野村誠+やぶくみこが担当。


1)と2)を既に見ている観客が、全然違った新鮮な体験になるような演奏を期待されて起用されているはずなのですが、期待に応えようと思ったら、やはりダンスの構成を把握しておきたい、と思い、稽古場へ。男3人の若いダンサーは、3者3様の味があり、なかなか魅力的。この3人で上演することも始めてだそうです。一度、通し稽古を見せていただき、さらに、各シーンごとに細かく説明つきで見せていただき、全体の流れを把握しましたが、ダンスがきっちり決まっているだけに、それを活かすも殺すも音楽の責任で、責任重大。ダンサー達と、どうやって作品を作ったのか、普段は即興は好きか、などなど、色々お話させていただき、気持ちよく本番を迎えられる兆し。

その後、やぶさんと入念に打ち合わせ。シーンごとに、どんな音楽でいくのか、どこからどこまでは一つながりの流れととらえるか、打ち合わせして、一音も出していないのに、これは傑作になると、二人で興奮する。