第９回API国内ワークショップの２日目。文化遺産、教育、国際結婚、オーラルヒストリーなどなど、発表と議論を経て、APIコミュニティの今後に関する議論なども行われました。また、「東南アジアでの共同作曲ー原発事故を巡って」というタイトルでの発表を行いました。パワーポイント＋鍵盤ハーモニカによる吹き語り、というスタイルで。同じテーマで、インドネシアで英語で発表した時と、今回は明らかに違います。あの時の聴衆のほとんどは、原発がまだ存在しない国の人々で、当事者意識ではなく、対岸の出来事としての認識だったのではないかと思います。しかし、今回の観客は日本人だけであり、原発事故に関して当事者であり、それを日本語で上演するので、この問題に意識を喚起することに主眼を置くというよりも、この問題に東南アジアの人がどのように興味を示したり示さなかったりしたか、今後どのように連携していく必要があるかを伝える必要があるので、随分テンションが違いました。同じテーマでも聞き手が違うだけで、こんなに違うのか、と。そして、プロジェクトの１年後に、このような機会を持つことで、自分なりに、もう一度このテーマについて考えることができました。APIに感謝です。
ちなみに、APIから生まれたプロジェクト、アジアの人形劇ポテヒのプロジェクトのfacebookページはこちら。
https://www.facebook.com/potehi2014japan
