日本財団+京都大学東南アジア研究所+Asian Public Intellectualsのフェローによるフォーラム。ぼくは、第3期のフェローである作曲家の樅山智子さんから、このプログラムのことを知り、第12期のフェローとして、昨年、インドネシアとタイで共同作曲の調査と実践を行いました(欲張って、共同作曲のテーマとして、原発の問題を取り上げました)。東南アジア、日本を合わせて、300名近いフェローがいて、日本だけでも60名ほどのフェローがいて、今回は、日本のフェローの20名ほどが参加。ゴミ問題の研究者、ナマコの研究者、陶芸家、ジャワ舞踊家、考古学者、映画祭プロデューサー、建築家など、異分野の専門家が集まる非常にユニークな機会であります。バックグラウンドの違う様々な楽器の音楽家が一同に会して演奏しようとしても、なかなか一筋縄ではいかないのと似ていると感じました。このフォーラムは本当に多様性が魅力でありますが、多様であるために、各自の持ち味を最大限発揮するコラボレーションを、一筋縄には実現できずに試行錯誤をしている。11カ国300名のフェローから成るAPIコミュニティで、今後、どのようにコラボレーションを促進し、そこから、どのように社会貢献をしていくのか、理念と課題は明確であり、方法は不明確で、その方法を民主的にゆっくりと探求している。非常にユニークな組織なのです。
http://www.api-fellowships.org/body/
ぼくとしては、ナマコ研究者の方とたくさんお話したことの中から、日本センチュリー交響楽団で始めたプロジェクトにつながるアイディアがたくさんあり、随分触発されました。こうした場は、本当に重要なのだと思います。
「ナマコの眼」⇒ナマコのマナコ! だじゃれだーーーー!
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