野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

えずこREMIX1日目

宮城県仙南大河原町にあるえずこホールにやって来ました。振付家/ダンサーの砂連尾理さんと映像の上田謙太郎くんと一緒に行います。

ワークショップ初日、懐かしい顔ぶれと初めての人が混在していました。改めて出会いなおすということで、自己紹介タイムを設けることに。しかし、自己紹介をどうやってやるべきか、と砂連尾さんにお尋ねすると、言葉を喋らずに体で自己紹介をして欲しい、とのこと。いきなり、一人ずつが体を動かして自己紹介をしました。

その後、ホエールトーン・オペラ第1幕より、「寒い」、「どうやって実がなるの」、「バナナケーキレシピ」の3曲をやってみました。「寒い」は、ほぼ即興の曲ですが、皆さん躊躇なく演奏。「どうやって実がなるの」では、素晴らしいハーモニーの合唱。「バナナケーキレシピ」は、言葉のリズムと身体の動きがリンクしたアンサンブルを展開。

その後、「十年音泉」より「たいにいず」と「ママとパアテルル」の2曲をぼくがピアノで弾き、砂連尾さんのガイドで皆さん、体を動かしました。

さらに、「キーボード・コレオグラフィー・コレクション」より、いくつか試みてみました。振付家である砂連尾さんは、やはり「キーボード・コレオグラフィー」にいたく興味を示され、ご自身も新たなキーボード・コレオグラフィーを考案。

最後に、「らくがっき」より、「桶胴太鼓」と「パイプオルガン」を行い、本日はこれまで。

過去10年間を振り返り行ったワークショップの様子を、上田くんが撮影。明日には、この映像も、昨日という過去になります。そうした過去と共演して、新たな未来を切り開いていく、というのが、明日の課題です。