野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

遠州からっかぜ

昨夜の雪で、京都は一面真っ白です。新幹線も京都〜名古屋間は、徐行運転。米原あたりは大雪で関ヶ原までは白いのですが、関ヶ原を越えると、雪がなくなりました。本当に関ヶ原というのは、境界線なのですね。例年、このセンター試験の時期は降るよなぁ、と思って一年前の日記を読みなおしてみると、やっぱり降っていて、米原で徐行運転しておりました。(日記はこちら)

http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/20130118


本日は、「あいのてさん」というトリオ。メンバーの二人(尾引浩志片岡祐介)は東京在住で、ぼくは京都在住で、東京と京都の中間地点である浜松にて、盆踊りを作るというワークショップにやって参りました。浜松では「七夕浴衣祭り」という催しが長年続いているのに、盆踊りがないため、新しい物を作りたいのだそうです。

「盆踊り」を作るというと、特殊写真家の山中カメラさんが取手アートプロジェクト2006の「あーだ・こーだ・けーだ」に参加した際に、太鼓の達人が大好きだった小学2年生のむっきちゃんとのコラボレーション企画として、「マルトノ音頭」を作ったことが思い出されます。むっきちゃんは中学生になり、山中さんは各地で盆踊りを作り活躍中。

本日、歌を作り、来週は踊りの先生と踊りを作る、という流れになっているようです。歌詞は後で変えても良いので、適当に歌詞を作って、それに合わせて節を作りました。何でもいいと言ったら、こんな歌詞になりました。

たなばったー とのさまバッタ
ゆかた まつり
盆踊りがなかった
歌詞はなんでもいいーーーー
踊るのが好き

陰旋法と陽旋法と西洋音階が混在するユニークな民謡になりました。あと、風が強くて寒かったので、もう一曲、「遠州からっかぜ音頭」も作りました。こちらは、演歌。

カラスも飛べない からっかぜ
ガラスも割れる  からっかぜ
おはだもあれる  からっかぜ
自転車進まぬ  からっかぜ
ふとんが ふっとんだー