野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

淡路島と消化器と瓦

淡路島での下見、二日目。

http://awajishima-art-center.jp/

本当は、朝5時から釣りをしてみたかったのですが、過密スケジュールのため、それは次回のお楽しみ、ということで、見送って、洲本アルチザンスクエアにある市民工房へ行って、見学と打ち合わせ。いろいろ、お話をして後、ギャラリー見学。ギャラリーが音響が良く、なかなか良い響きな上、消化器がとても良い楽器であることを発見。ここで、コンサートできるなぁ、と思う。

午後、南あわじ市へ移動し、人形座にて人形浄瑠璃を観劇の後、カメラマンからカワラマンに転向した方ともお会いする。瓦を焼くダルマ窯というのが、昔は200もあったのに、大量生産で均質な瓦を作るようになって、伝統的な製法が絶滅したので、カワラマンになったとのこと。瓦というのは、叩くと良い音がするので、楽器としての展開もあるかもしれない。

2004年以来続けてきた淡路島アートセンターの活動がじわじわと効いてきている。しかも、この2年くらいの間にも、移住してきた面白い人が何人かいる。どうも淡路島は、臨界点を越えて面白い方向に傾いている感じがします。面白い連鎖反応が起こっていきそうな予感です。要するに、ワクワクしている人がいて、ポジティブなエネルギーがあるので、気持ちに余裕を持って、焦らずに落ち着いて物が作れそうです。

この秋に限らず、淡路島に度々来ようと思いました。