野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

タイの滞在先も決まりそう

今日こそ最後だろうと思って、調査ビザの書類を受け取りに市役所へ行く。書類を受け取ると、これを5枚コピーをとって来て下さい、と言われる。5枚コピーをとってくると、それぞれに捺印して後、一枚を市役所が取り、一枚をぼくが取り、あと3ケ所に提出するように言われる。一ケ所は、この市役所の中にあるが、他の2ケ所は、全然別の場所。それを提出したら、登録手続きは終わりだけど、出国前に調査結果を論文にして、CDに焼いて持って来るように言われる。あと3週間弱で出国なんだけど。ひとまず、市役所内の別の場所には書類を提出。あと2ケ所は、また地図で調べて、来週に行くことに。

タイ(バンコク)の滞在先が、なかなか決まらない。マンスリーマンションなどを調べていたが、最安値でも結構高い。ホテルはもっと高い。タイの音楽家民族音楽学者のアナンに聞くと、ぼくがインターネットで探したものは、どれもビジネスエリアで、高いと言う。しかし、タイ語が読めないで、日本語と英語だけで情報を探ると、どうしても外国人向けのものしか見つからない。アナンに探してもらったところ、アナンの学生のお父さんが分譲マンションを持っていて、格安で借りられることになった。持つべきものは友達だ。

夜、アンヘラ、アレハンドラが、再び訪ねてくる。一昨日、話し込んで、アレハンドラは7月に京都に来て、短期滞在して、日本の伝統芸能を学んだり、日本のアーティストと交流したりしたいと言う。チリ人の俳優は、スペインとインドネシアに暮らし、いずれ日本に住みたい気にすらなってきている。今回のジョグジャ滞在で、2年ぶりに再会し、インドネシア語も格段に上達したアレハンドラ。俳優は言葉ができるようになると、表現の幅が広がる。彼が京都に住んで、日本の俳優やダンサーと交わると、それは面白いことにんるだろうなぁ、と思う。その後、楽器での即興セッションも。ガムランの楽器を触っても、音楽家とは違う俳優らしいアプローチだ。