お昼間に時間ができたので、小説家さんにお電話すると、野村さんに見せたい物がある、と言う。行ってみると、「これ」と言って、出てきたのは、子ども向けのバルトークの伝記。先日、ぼくと会った時に、小学生時代に読んだ古本のバルトークの伝記の話を聞いた数日後、古本屋に入ったら、偶々カウンターに平置きしてあったそうで、購入されたとのこと。
この小説家さんは、蓄音機を愛聴されていて、今度、野村さんにも蓄音機を聞かせたい、と言ってくれている。で、バルトークの伝記のページを開けると、蓄音機の図。そして、金沢で野村さんのコンサートを聴いた人がいて、という話。金沢では、レコーディングをしていた、と答える。あれれ。これは、なんだか、蓄音機で音を録音したくなってしまいそう。いやぁ、凄い運命を感じるような必然なので、驚くべきなのに、妙に納得してしまう。運命と必然。
小説家さんの息子さんと遊び、お宅のピアノも少しだけ触らせていただいた後、家に帰ると、飲み会のお誘いがあり、出かけて行く。
１５年ぶりに会った絵描きさんや、５年以上ぶりに会う大学教授さんや、そんなに久しぶりでない面々にも会って、楽しく語り合う。
