野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

音戯の郷での交流

川根本町の音戯の郷にて、あいのてさんワークショップ+コンサートの最終日。昨日、手伝ってくれた静岡大学の学生さん達は、こちらで合宿しているとのことなので、合宿を盛り上げる意味でも宿題を出しまして、簡単に覚えられるボディ・パーカッションの曲を作ってもらいました。これがなかなか良く、「レッツゴー・レジ袋」と合体させてコンサートで共演することに。

川根高校の郷土芸能部のメンバーと遊んだ「ひーふーみーよー」という曲を、静大生も加わってやってみたりしました。静大生の作詞/作曲した「音戯の郷のうた」を歌ったり、椅子で遊んだり、机を色んな指の形で叩いたりしました。そうするうちに、独特な5拍子のリズムができたのですが、これがいいノリになりました。音で遊ぼうという気持ちを持った人がいれば、音戯の郷は、本当に『音戯の郷』になります。どんなに色んな仕掛けや音具を用意しても、人がいなければ、音戯にはなりません。でも、そこに人が集まれば、そして工夫して楽しむ気持ちがあれば、物が十分になくっても、声だけでも、椅子だけでも、音戯になります。

人が集まれる場を作る、人が遊べる場を作る、人が音を出せる場を作る、そういう場が保証されれば、あとは自然に展開していくのだなぁ、と思いました。交流が大切ですね。

交流で思い出しましたが、太陽光発電PAすると音がいい、という噂は本当のようです。太陽光発電は直流で、直流の方が交流の電気よりも、いい音が出るそうです。そんな話を聴くと、人々と交流をし続けながら、せめて音は太陽光発電で直流の電気で鳴らせるようにしたいなぁ。あいのてさんの目標です。