野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

30年ぶりの再会

愛知県小中学校音楽研究会名古屋大会(名古屋市音楽教育研究会)に、「作曲なんてへっちゃらだー」という内容で講演に行って参りました。要するに、小中学校の音楽の先生の集まりで、授業で音楽づくりをどのように行うかについてのレクチャーです。

鍵盤ハーモニカの実演と奏法の紹介
ペットボトルの演奏の紹介
オスティナートやメロディーの作曲
北九州でしりとりから作った「おもしろソング」の紹介
言葉の並べ替えで、ラップや唱え歌の創作
宮田篤くんとの「らくがっき」の紹介
インドネシアの音楽教育の話

ほか、80分の中に、色々お話をさせていただきました。

今回は、前年度に会長だった羽生先生(豊田小学校校長)という方からご依頼があって講演することになったのですが、年度が変わり、新会長に吉川先生(清水小学校校長)に引き継がれたとのことで、楽屋で吉川先生にお会いいたしました。お話をしていて、最初は分からなかったのですが、実は、ぼくが行っていた城山中学校で教えておられたことが判明し、実は中学1年生の時に音楽を教えていただいていたことを、突然思い出しました。30年前のことです。

なんということでしょう。音楽鑑賞の授業で、ドビュッシーの「月の光」のレコードを聞いた時、富田勲によるシンセサイザー版の「月の光」のレコードもかけてくれた先生です!卒業間近に、学生有志を集めて、オーケストラを結成して、卒業式で演奏していた先生です!音楽の授業で、みんなにドとかファの#とか、一人ずつに適当に言わせて、それをそのまま黒板に書いて、ちょっと並べ替えて、ほらメロディーができた、とやっていた先生です!30年ぶりに、吉川先生にお会いできて、不思議なご縁に感謝です。また、名古屋に来たいなぁ、と思いました。