ダンサーの砂連尾理さんと、勉強会。今日は、Miroto Martinusが主演している映画「Opera Jawa」を見ました。以前も見たことがある映画ですが、インドネシアの滞在や、砂連尾さんとミロトとの即興の体験なども経た今、どう感じるか楽しみだったのです。(6月7日の即興セッションについては、こちらを参照)
http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/20110607
ミロトと砂連尾さんと野村で、再来年ごろからプロジェクトをする計画中。この映画を巡って、いろいろ語り合いました。
その後、木ノ下裕一さんも加わり、伝統とコンテンポラリーを巡り、話し合いはつづきました。本日、印象的だった砂連尾さんの言葉は、「自分の身体を借り物だと思う」でした。借りている物って、ちゃんと壊さずに返さないといけないから大切にするのに、自分の物だと乱暴に扱ったりもする。じゃあ、全ては借り物と思ってみると、振舞いが変わるのでは、という提案。
それで思い出すのが、長崎大学の西田研究室の楽器の扱い。本当に丁寧だったのです。あんなに手入れが良いと、子どもたちも丁寧に大切に楽器を扱います。そして、丁寧に後片付けがしたくなります。
言い換えると、自分の物ではなく、他人とシェアする物、と言ってもよいかもしれません。シェアすることについて、語り合う時間でもありました。