ノアの箱船のことを、急に思いました。
現在の世界が、情報の大洪水に飲み込まれてしまうようなイメージ。猛烈な情報の中に、みんなが溺れそうになって苦しんでいる。情報の治水工事も計画もないから、どんどん情報は流れて流出していって、情報の大氾濫が起きる。
これは、箱船を作って、この情報の洪水から避難しないと、大変なことになるなぁ、と思ったりします。ぼくは、どんな箱船を作って、情報の氾濫から避難し、誰と一緒に箱船に乗るのだろう？
個人情報保護が厳重に言われないと大変な世の中になっているのですが、逆に、多くの人が個人情報を次々に垂れ流ししていたりして、ちょっと怖いです。どんどん秘密や謎が少なくなっていくような感じ。
だから、情報の露出を減らして、秘密や謎を増やしていかないと、世界から魔法がなくなり、夢がなくなり、アートがなくなり、情報ばかりが増えていく。
検索は便利なのですが、どんどん勘が衰えていく。
だから、情報を減らして、秘密を増やすこと。今、名古屋駅にいる、と言うのは情報です。今、夕焼けが美しく見える坂の途中にいる、と言えば、場所が特定できない。
ぼくは、秘密と謎があるのが、好きです。
