多数のご来場ありがとうございました。
アンコールでは、ジョン・ケージの「４分３３秒」をやりました。
３分の曲に対して、３分以上喋るコンサートです。作曲家について、随分、大雑把な説明やトークをしているなぁ、とは思うのですが、それでも、これらの作曲家について、紹介したい、という気持ちを持ってやっているのです。ただし、本人がいると、より喋りにくいみたいですね。作曲家自身が欠席されていると、より、おもしろおかしく、その人のことを語ってしまうみたいです。
片岡氏のトークも冴えていましたし、「ピクニック組曲」での渡邉氏のパーカッションは、前回までよりも格段の進化をとげた演奏でした。一体、どういう練習をすると、あんな風に演奏が変わるのでしょう？不思議です。
それから、入場料をとらず、投げ銭システム、パーティーの食べ物や飲み物を持ち寄り、持ち寄りの物のオークションをして、その売り上げを会場を提供していただいている方にカンパする、という脱資本主義なアプローチが、非常にうまくいっている、川村龍俊さんのWinds Cafeという仕組みは、本当に素晴らしいし、気持ちがいいです。誰も設けないし、誰も損しないで、関わっている人が、気持ちよくいられる。そういう場を作っていかれるのは、本当に素晴らしいと思います。
ぼくの方は近々、鍵盤ハーモニカトリオをやる予定はありませんが、１年後に再開して、今後もレパートリーを開拓して、続けていきたいです。
第１部
１） 橋本知久 「新しい人のためのファンファーレ」(2010)
２） Andrew Melvin 「Torio」 (2009)
３） 渡邉達弘 「野菜スープの作り方」(2007)
４） 牛島安希子 「Uninterupted Rests Again」(2009)
５） 松本祐一 「Abraham Variation 3rd Variation」(2009)
６） Carl Bergstroem-Nielsen 「Versnaperingen」(2009)
７） 橋本裕樹 「Super Sonic」(2009)
第２部
８） 近藤浩平 「ピクニック組曲」(2008)
９） 朴守賢 「カジュアル火曜日」(2010)
１０） 加藤千晴 「金魚町のどくだみ〜ラストテーマ」(1999/2009)
１１） Soe Tjen Marching 「Melon」(2010)
１２） 野村誠 「ベルハモまつり」(2008/2009)
参考音源 近藤浩平「ふがいない戦士達」
