この前、吉野さつきさんと話して、少し答えたことのメモ。
多くの人を巻き込んだプロジェクトが色々あります。メルラインの作品とかもそうですし、エイブルアート・オンステージの中にも、そのようなプロジェクトがいっぱいあります。
批判1 理念は立派で、社会的意義はあるのかもしれないが、全然見ていて退屈、つまらない。
批判2 独特な世界観の作品を創作しているが、限られた一部のファンだけを対象に活動している。
非常に大雑把に語ると、アート系の人から出るクレイムが批判1で、福祉・教育系から出るクレイムが批判2だ、という話になる。で、ですね、そういうアートと福祉・教育の2つを対立させても、全然意味がないと、ぼくは思う。それは、立ち位置の違いです。第1に何に重きを置くかは違っても、相互に目指しているところは、意外に似た方向で、シェアできる部分が多いことの方が多いのです。
両者を対立させるのではなく、結びつけ、相互作用が起きる環境づくりをすること。それがいいと思います。そのために吉野さんのようなコーディネーターの仕事が重要になったりもする。
それから作品の質を論じることよりも、作品の個性、独自性、特色を論じる方がいいと思います。