野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

夢で、三味線の高田和子さんとお会いしました。
高田さん、亡くなられたと聞きましたけど、と言うと、「そういうニュースが一気に広がったのよ」と言いながら、いかに大変な病状を自分が乗り越えたかについて、高田さんらしく得意げに語られていました。
目が覚めたら夢で、やっぱり、高田さんは生きていないんだ、という現実を思い知りました。

ぼくはなぜこの夢を見たのでしょう?
高田さんの志から、ぼくが受け継いでいけることが、何かあるのだろうか?

高田さんは、三味線の現代音楽の第1人者であって、その後、「糸」、「玉手箱」という二つのグループで、流派・ジャンルを超えた日本の伝統楽器のグループを作って活動をされていました。ぼくは、「糸」の結成のコンサートのために曲を書いたし、「玉手箱」とは小学生を対象にしたワークショップをやりました。

高田さんは、ぼくに何を伝えたかったのだろう?
クリスマスの朝に