昨日に引き続き、東京芸大の取手の美術館で、選考会。
まず、応募してくれた251件の皆さん、本当にありがとうございます。
「取手アートプロジェクト(TAP)」が何なのか?何を目指しているのか?どういうつもりで、藤本さん、ヤノベさん、ぼくをよんだのか?さっぱり分からないので、選考どころではないと思い、根本的な質問しました。
ヤノベさん、藤本さん、野村の3人それぞれのキャラクターで押し進めて欲しい
3人の間に仕掛けあいがあって欲しい
TAPスタッフも創作の現場に関与したい、能力を発揮したい、覚悟はある
ということらしいです。
ヤノベさん、藤本さんと3人で選んでいくという形ではなく、それぞれのプロジェクトが始まるという感じになるしか、着地点が見出せませんでした。
ヤノベさんは終末処理場再生プロジェクト
藤本さんは寄せられたアイディアをアーティストが実現していくプロジェクト
野村は応募してくれた人から15人ほど選んで、共同生活・共同創作を模索するプロジェクト
ということになりました。ぼくが選んだ人のうち、どれだけの人が辞退するかが読めませんが、辞退する人も出てくるだろうなぁ。
TAPスタッフは創作に関わりたいという意欲があるみたいなので、野村のプロジェクトに向けて、TAPスタッフから先に仕掛けてくるようにお願いしました。何をするのかが決まっていないのに、色んな人の家の玄関が使えるというアポをとってきてしまうとか、パフォーマンスできる場所を見つけてくるとか、学校でワークショップの日程を組んでしまうとか、ピアノ100台集めてきてしまうとか、・・・・・。取手でどんな人的資源、場所、機会があるのか、リサーチして、どんどん何かがやりたい気にさせるような感じにして欲しいです。
それから、ぼくとしては、このプロジェクトは11月で終わるとは思っていませんし、数年続いていくかもしれませんし、今回選考にもれた人とも、さらに、今後のどこかの展開で関われる可能性も視野に入れつつ、進み始めようと思っています。
ということで、京都に戻って来ました。明日から碧水ホールです。