野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

書店ライブ

本日は、青山ブックセンター本店でのイベントで、P−ブロッのインストアライブでした。鈴木潤さんが欠席で、今回も4人ライブです。3月のマリンバライブでは、5人(+片岡さんゲスト)でやりましたが、5月の大阪では3人、7月の千葉でのASOなみなみでも4人、今回も4人です。フルメンバーでできるレパートリーがやれないので、4人でやりくりしなければいけません。ASOなみなみの時は、一人足りないのを(強風の中)勢いでごまかした感じもありますが、今回は丁寧に4人のアンサンブルを作ることを目指しました。


曲目は

1 平石博一 Up To Date Ⅱ
2 野村誠  でみこの一生よりOverture
3 野村誠  生き生きとした白
4 しばてつ Binaire
5 林加奈  犬が行く
6 野村誠  FとI

でした。「Up To Date Ⅱ」は、今までの演奏では、バス鍵ハモのタッチをスタッカート気味にしてリズムを優先させていましたが、そうすると、どうしてもピッチが不明瞭になります。今回は、バスのタッチを長めにしてやりました。新傾向です。

「生き生きとした白」は、昨年、徳島、大阪でやった時よりも、良かったです。もっとやると、これはレパートリーとして定着できそうな予感。

「Binaire」は、アドリブのセクションを小節数を決めずにやって、今までより演奏者間での即興を楽しめました。

「FとI」は、パート変えをして初めてのライブでしたが、吉森くんバス、加奈ちゃんソプラノ、という配置で、今後もしばらくやっていこうと思います。

11月のイギリスツアーに、鈴木潤さんが参加できない可能性があるので、最悪4人でイギリスの可能性があります。その可能性もにらんで、なんとかイギリスも4人で乗り切れる自信をつけました。

曲目紹介の変わりに、各自がその曲のイメージの本を選んで紹介する、というやり方をしました。本屋さんでやるのは面白いなぁ。図書館とかでもやりたいなぁ、ギャラは少なくてもいいので、是非図書館ライブやりたいな、とP−ブロッのメンバーが申しておりました。

朝、家を出る前に少し書いて、青山ブックセンターの楽屋でも書いて、鶴見幸代さんへの返曲「T10 Forget-me-not」が書きあがりました。作曲、楽しいなぁ。