野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

オルガンリハーサル

朝一番、エイブルアート・ジャパンで打ち合わせ。来週のフェスティバルの件。いよいよ来週からなんだ。皆さん、申し込みしましょうね。8月3日から7日に5団体の公演、2つのシンポジウム、ワークショップ、トークなどいろいろあります。ぼくは全体のディレクターで、シンポジウムの司会やアフタートークの司会もやりますし、ガムランの作品には出演もしますし、シンポジウムではピアノも弾きます。
それから、横浜みなとみらいホールへ。いよいよ2日後に世界初演になるオルガン曲のコンサートのためのリハーサル。作曲家の石川泰さん、俳優の倉品淳子さんとも久しぶりに会う。22人の子どもたちも、ほとんど全員参加。春にあれだけ密な時間を過ごした仲間たちと久しぶり(3ヶ月)に会って、最初はなんだか同窓会のような気分だった。組曲の各曲目を「1曲目が横浜の風」と言っただけで、みんなが爆笑。みんなが興味深そうに楽譜を覗き込んでくれて嬉しい。石川さんが山盛りの楽器を持って来てくれて、それで、あっという間に緊張した雰囲気から4月のワークショップの時の気分に戻っていった。
その後、コンサートで子どもたちを紹介するための演目を考える。回転する指揮者、倉品音頭などを考えたが、ソルボンヌ・クラシナー(倉品さん演じる世界的作曲家)にどうしても来て欲しいという子どもたちの強い要望もあって、特別出演してもらうことになった。
そして、いよいよ新曲を子どもたちに聴いてもらった。自分のフレーズが分かって喜ぶ子ども、なんだかじわーっと感動する子、自分のフレーズが見つからず戸惑う子ども、いろいろ。でも、とにかく曲に出会った瞬間。それから、子どもたちと本番の入退場の練習。最後は、曲のタイトルについて相談。手を挙げて積極的に言う子が次々にアイディアを言う。みんな散々意見を言った後、「野村さんがこの意見をもとに家で考えてまとめてきて!」と子どもから提案された。ぼくの宿題。
司会の岩崎さんを交えての打ち合わせで、石川さんを中心に、内輪受けに捉えられないように司会進行をどうすればいいか、議論して、いろいろ決まった。
新山さんのオルガンリハーサルもいい感じ。さあ、29日の本番が本当に楽しみだ!是非、来てください。