野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

授業


今朝も、またNHKのドレミノテレビの再放送があったらしく、P−ブロッが出ていたらしい。本当に何度も再放送する。そのうち、教育テレビの音楽番組を、ぼくのやりたい放題に作らせて欲しい、と思う。

今日は、京都女子大学に行って、ボランティア授業をした。というのも、ぼくの授業が受けたくて入学したのに、一度も受けられずにぼくが辞めてしまったと、先日、訴えられたから。

それで、今日は林加奈の授業に参加。「音・リズム・からだ」が我が家に届いたので、さっそく見せる。書店にも近日中に並ぶだろう。

先日、横浜みなとみらいホールで行ったソルボンヌ・クラシナー先生の授業を真似して、ピエール・ノムラの講義を行った。やったことは、ほとんどソルボンヌのまね。

そしたら、午後の授業では、前回、松田昌野村誠のコンサートのビデオを見て、それについて感想を書いてもらったそうで、
「ぜひ、野村くんに来て欲しい、って言うのね。」
と深見さん(京都女子大教授)が猫なで声で言うので、
「別に授業していってもいいですよ。」
授業することになる。松田昌野村誠コンサートで、もっと観客が参加できるところがあってもいいのでは、との声もあったらしいので、3年前の卒業生が書いた参加劇の卒業論文を取り上げて、参加劇でどんな参加ができるか、を実演してみた。そしたら、この論文、とても実践に有効な実例が多数あがっているので、非常に役に立つ。次々と、例を実演したら、次々に学生は楽しそうに参加。すっかり、気分もほぐれてくる。

その後、お風呂で遊ぶチューという音の出るアヒルなどのおもちゃを56個持参したので、全員の学生に持たせてみたところ、55人いた。55人全員で一斉にチューと鳴らすと、かなり素晴らしい。さらに、これでユニゾンでリズムが出せることも発覚。これでリズムアンサンブルをして、そのリズムをもとに歌詞を考えて、歌を作った。
「わかめ、ごま、あたりまえ〜」
という歌詞に、ふりも考えて、かなり盛り上がった。すごいノリのいいクラスだと思ったら、(学生によると)どうも今日のようにノリがいいことは稀らしい。と考えると、参加劇の様々な手法に助けられたみたい。なかなか、役に立つ。