熊本市現代美術館のEcho-Logyが始まった。美術館の里村真理さん、美術家の山本聖子さん、振付家・ダンサーの砂連尾理さん、ジャワ舞踊家の佐久間新さん、そして野村誠がついに勢揃い。肥後琵琶乃会の小太郎さんにも出会う(砂連尾さんの大学の学生さんが熊本出身でEcho-Logyを見に来るだけでなく琵琶も習っているらしい)。映像のHub-craftの松田さん、坂本さんと打ち合わせ&様々なセッティングや準備を経て、いよいよ16:00-トーク。4人のアーティストの短い紹介の後、クロストーク。身体のこと、自然のこと、フィクションとリアリティのこと、色々語り合う時間。そして、70分のトークののち、佐久間+砂連尾の歌に基づき野村が作曲した15分の作品《問題行動ショー》のピアノソロ版による二人のダンス。これで、Echo-Logy1が終幕。
18:00-19:00がEcho-Logy2で、木版画の音を録音するワークショップ。聖子さんは経済成長の裏の暗闇での労働に光を当てるべく、木版画の音を録る。版画を彫りながら、炭鉱を掘る気持ちを想う。そんなお話を聞かせてもらって後、暗闇の中で見えないダンスを感じる。参加者は板を持ち、暗闇で踊るダンサーはクレヨンを持ち(orくわえ)、その踊りの軌跡との接触が板にトレースされる。その軌跡を明るい場所に戻り、彫って行く。その音を録音する。音の違いを感じながら、合図で彫ったり、やめたり。彫る合奏。それを刷って、版画ができあがる。短い時間に、ダンスと音楽を経由して版画が刷り上がる。
既に初日からアーティスト同士での交流も濃密だし、参加者の方々との交流も濃厚。この版画がダンス譜にもなるし、楽譜にもなるなぁ。循環していく。生態系を形成するための様々な実験のプレリュード。充実の初日だった。
まずは、美術家の山本聖子さんと美術館の里村真理さんと暗闇にできる部屋の候補アートロフトを下見。真っ暗闇にしたいが、「非常口」を示す誘導灯の光がある。そこで、椅子を収納している扉を開けて、椅子を出して、その扉の中だと暗いのではないか、などと試行錯誤する。
砂連尾理さん、佐久間新さん