コントラバス奏者の近藤聖也さんと俳優の倉品淳子さんとオンライン会議。『コントラバス』という戯曲を聖也さんの一人芝居+コントラバス四重奏として、野村が作曲することになっている。演技指導を倉品さんがされている。進捗状況や今後の作業の進め方など確認。11月には作曲を終える予定。
以前、聖也さん委嘱で野村が作曲した《コントラバスのことば》は、彼のCD『ことばとコントラバス』に収録されている。
もう一件のオンライン会議が、渋谷公園通りギャラリーの門あすかさん、美術家の今村遼佑さんと。 今村さんのプリペアドトイピアノという作品を演奏できないか、というのが発端で展覧会の会期中にパフォーマンスをしてほしい、という話。初めてお会いする方々だったが、とても良い打ち合わせができた。
里村真理さんともう一度、宮本華子展『ある家』に行った。1ヶ月前に見た時から展示が更新されている。宮本さんのおばあさまが中心的な登場人物となる展示で、既におばあさまは現世から旅立たれている。しかし、日々展示を更新することで、彼女の不在を強調するのではなく、彼女がこの場に存在していると感じさせてくれる。今日は、作家ご自身が展示会場におられたので、ご本人から色々なお話も伺え、いっそう楽しかった。
閉館後、カフェに寄り、里村さんと宮本さんと3人でお茶をした。里村さんが砂連尾理さん(ダンサー/振付家)の家族交換プロジェクトや死者と踊るダンスのことを連想され、ぼくは御喜美江さん(アコーディオニスト)のお母様が書かれた本のことを思い出す。楽しい交流の時間だった。