野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

釜ヶ崎オ!ペラ(ワークショップ3日目)

釜ヶ崎芸術大学、本日は、詩の授業。「カンオケ」をテーマに、ペアになって詩作。死についての詩は、死までどう生きるかの生についての詩でもあって、それぞれの人生観が浮き彫りになる詩で、それぞれの濃い濃い人生を、コトバと声にのせて感じる時間でもあった。朗読に合わせて、ぼくはピアノで伴奏をした。この「詩の朗読」のシーンは、おそらく「釜ヶ崎オ!ペラ2」で、中核をなすシーンとなるだろう、と予感させる時間だった。そして、パニョトがジャワ語で読んだ詩を、上田假奈代が(連想して直感で)その場で同時通訳(創作)した詩との掛合いも、素晴らしい。

京都に戻り、巨人伝説についてのアートプロジェクトを展開する美術家のまっこいさんと、やぶさんと、夕食。日英のアートプロジェクトこと、巨人のプロジェクトのこと、美術や音楽のことなどを語り合っているうちに、時間があっと言う間に過ぎていきました。