野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

横浜のこどもと共同作曲

本日より、横浜市民ギャラリーあざみ野にて、子どもとのワークショップ。

午前中は、幼児から小学2年生。色々な楽器で音を出す。瓦楽器を鳴らす。鳴らしながら移動する。瓦だけでなく、丸太、紙太鼓なども鳴らす。これが、非常に良い音がしていて、良い時間。その後、「すっぽんぽん体操」の歌をマスターする。40分の予定で、55分ほどやって終了。

午後は、小学3年生から6年生。こちらは、「色々な楽器でアンサンブルをどうやってやるの?」と問いかけたら、「低い音から高い音に順番に」となったので、各自が持っている楽器やペットボトルなどを比べてもらって、低い音から順に並び替えてもらう。それで順に音を出すと、「リズムがあってない」と子どものコメントがあり、大人がリズムをキープしているところで、順に音を出すことに。これで、「音の階段」という1曲目ができあがり。

続いて、また違った楽器を手に取り、2曲目。これは、「ふえてへってまたふえて」という曲になった。一人から始まって、一人ずつ増えて全員になる。すると、一人ずつ抜けて、また一人になる。また一人ずつ増えて、また全員になり、、、、、また一人になると。最後は合図で全員で「ジャン」と鳴らしておしまい。この曲は、今後も色々なところで演奏できそうな曲だ。

さらに、子どもから提案。要約すると、二つの音でユニゾンを作ったらどうか、という提案だった。二人組で相談して、ユニゾンをつくる。3拍子のリズムだったり、スライド笛のヒューヒューというのだったり、4拍子だったり、いくつかできる。こうしたいくつかのユニゾンを組み合わせて、複雑なポリリズムになる。「まざる太鼓と笛の音」という曲になる。

休憩後は、「すっぽんぽん体操」を、紙鼓で演奏。一日目で随分新曲ができた。

夕方は、草柳和之さんと打ち合わせの後、他のアーティストとの交流会。