野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

七夕の札幌

七夕です。京都は雨です。河原町に出ると、BGMは祇園祭のコンチキチンになっていて、外国人観光客の数がマックスです。しかし、雨です。そんな京都を離れて、伊丹空港から飛行機で札幌へ飛びます。新千歳空港に着くと、梅雨って何なの、というような青空がありました。それでいて肌寒い。ヨーロッパの夏のようでもあります。

札幌駅からネストホテルを目指す。温度計の表示が、夕方6時で14度。警戒して上着を持って来たのですが、予想以上に寒かった。その後、札幌市教育文化会館での地域創造ステージラボの交流会に参加。JCDNの佐藤さんら関係者と会ったり、全国のホール職員さんから名刺を渡されたりして後、番外ゼミという名の飲み会。これに参加しないと、明日の講義の受講者がどんな人か皆目見当もつかないので、番外ゼミにてリサーチ。

音楽ホールでは、ワークショップ事業は、ほとんど行っていないそうで、ワークショップをやってもコンサートのチケットの売り上げにつながるのか、と言われるようです。そんな話を聞いているうちに、ワークショップをやった方がいいのでは、と力説するようになり、ワークショップを開催することで、受講する人にも得るものは大きいだろうが、ワークショップをすることで、音楽家の側も得るものが大きい。音楽家の成長につながるし、音楽家の創造性を伸ばすことにもつながるし、それは、音楽シーンの活性化にもつながるだろうし、巡り巡って、コンサートの質をも向上させるでしょう、と。

ホテルに戻り、明日の講義に向けて、DVDなどを見直してから、就寝。あ、夜空を見上げるのを忘れていました。七夕でした。