野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

トリオの作曲は

11月1日に、ながらの座・座(大津)にて、野村誠+エンリコ・ベルテッリ+やぶくみこ「居間の音楽 今の音楽」を開催します。ちらしは、こちら

http://nagara-zaza.net/2014/000273.php

で、そこで発表する新曲の作曲に着手しました。1010人で演奏する音楽のリハーサルを、どう進めるかを考えていた後、3人編成の音楽について考えています。1010人に着手する前は、「ことばのはじまり」を二人で演奏していたので、それに比べると3人は多いのですが、一度、1010人の頭になった後に考えると、トリオは少ないので、頭の切り替えが必要です。と同時に、12月23日に行う「鉄道芸術祭」でのコンサートも、別な形のトリオにしようと、こちらも構想中。今日は、トリオのことを考えておりました。

Andrew Melvinが「トリオ」という鍵ハモトリオの曲を書いてくれたことを思い出します。Andrewは、彼の博士論文の中でも、この曲のことや、しょうぎ作曲のことなど、書いてくれています。「千住の1010人」に参加できなくても、きっとリハーサルの動画など、彼は興味あるだろうなぁ。トリオと1010人の間を行き来します。

そして、作曲するのに、部屋が散らかっていると考えがまとまらないので、気がつくと、整理整頓を始めております。片づけているうちに、メメットの曲のアレンジをしている途中の譜面が発掘されたりして、懐かしく見てしまったり。

昨日、狂言師の松本さんからいただいた狂言カレンダーの貴重なバックナンバーから、「蚊相撲」の写真を見つけて、壁に貼ってみる。ぼくの部屋は、淡路瓦のポスター、文楽「三番叟」の手拭、相撲の番付、それに狂言の「蚊相撲」。全部、頂き物なんですが、変な取り合わせです。

ということで、作曲は捗らず、気がつくと、1月のマレーシア公演の件や、来週月曜日の豊中でのイベントの件やら、ばたばたと事務仕事。でも、部屋の片づけは少々進展しました。