6月1日にジャカルタダンスフェスティバルで上演する作品のリハーサルを見に、ミロトのスタジオを今日も訪ねました。この作品は、ジャワのトップクラスの4人のキャストで、オランダ人が構成・演出で、音楽がストラヴィンスキーの「兵士の物語」で、演奏はインドネシア人。
4人のキャストのパフォーマンス力の力量は素晴らしいし、インドネシア人の西洋音楽は、「兵士の物語」が演奏可能なところまで、向上してきています。ピッチやハーモニーに関する感覚は、インドネシア的ですが、とにかくリズム感やノリは良いので、20年後のインドネシアの西洋音楽は、非常にリズム感の良く、そのような現代作品が多数出て来るのではないか、という予感がしました。
夜は、芸大の式典で、ガムランの演奏があり、ラジオの公開収録。こちらは、当然ながら、非常に洗練されています。20年後にも、このクオリティが生き続けてくれることを祈るばかりです。