野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ガムランづけの日々です

ばたばたしており、ネットにつなぐ時間もありませんでした。この5日間をざっと書きますね。

4日は、高校で7日のガムラン・フェスティバルに向けてのリハーサル。その後、ギギー君が訪ねて来て、音を出したり、いろいろ話したりして、夜、大阪より佐久間新さんと中川真さんが到着。

5日は、マングナン小学校でワークショップ。10日の創造音楽祭に向けて。佐久間氏と子どもたちの踊り、最初は緊張していたが、徐々にほぐれてくる子どもたち。午後、急に、8日にガムラン・フェスティバルで初演するアメリカ人のガムラン作曲家のアレックスさんの新作「ガンサラン・サプト」の練習にかり出される。60人でガムランを演奏する凄い響きの曲。

6日、高校で、ガムランフェスティバルに向けての最終リハーサル。佐久間さんとスワルトさんの踊りと、演奏との掛け合いとか、中川さんの演じるタマゴ大王のシーンのお笑いやダンスなど、面白い展開あり。日本から、雨森信さん、林朋子さん、横田和子さんが到着し、様々なディスカッションが始まる予感。

7日、マングナン小学校の子どもたちと、ワークショップ。初めてガムランに触れる子どもたち。特に、4人の作曲家(ウェリー、ギギー、野村、やぶ)と4人の子どもによる「しょうぎ作曲」の新曲は、出色。
夜は、高校生たちとガムランフェスティバルの本番。様々なガムランの創作曲のフェスティバルは、今年で16回目。大ホール満席で、1000人の大観衆。テレビ、新聞の取材も受け、翌朝の新聞には、やぶさんの写真も登場。

8日、マングナン小の子どもたちとリハーサル。若きガムラン奏者/作曲家のウェリー君、若き鍵ハモ奏者/作曲家のギギー君、若き打楽器奏者/作曲家のやぶさん、という20代の人々のセンス良い演奏とのコラボレート、さらには、子どもたちのガムランを楽しむ姿に、未来を感じる。午後、横田さんによるジョハンさんのインタビューに同行し、インドネシアの芸術教育改革について、さらに、衝撃を受ける。いずれ、ここでも紹介しますが、すごいです。夜は、ガムランフェスティバルで、アレックスさんの新作初演の70人の一人として加わり演奏。

こんな風にして、帰国まであと3週間になりました。