ジョグジャの芸大に行って、最後のビザの手続きなどの書類をいただいたり。帰国の時期も近づいてきております。あと４０日で、日本です。
芸大の近くの食堂に久しぶりに行きました。食堂のネコがやって来て、隣に座って、にゃーにゃーと何か言っていて、その後、ぼくの後ろに座って、ぼくのお尻に自分の体をぴたっとくっつけて寝てしまいました。和みました。
帰り際にも、にゃーと挨拶されました。他のお客さんとは、適度に距離をとってるのに、不思議な行動でした。
芸大の図書館に行きました。ミロタ・バティックという服屋さんで乱雑に洋服が並んでいるように、本が並んでいます。おおまかに、ここが美術、ここが音楽、ここが楽譜、くらいの分かれ方を除くと、とても分類分けされているようには思えない順序に本が並んでいます。宝探しです。マリー・シェイファーの本やホセ・マセダの本とヘンデルの本と伝統音楽の楽譜が、棚の中に混在している上に、同じ本が全然別の本棚に別々にあったりします。いやぁー、しかし、オランダ語でも英語でも、こんなにジャワ・ガムラン音楽に関する本があるのに、日本語で一冊くらい本があってもいいのでは、と思います。ジャワに留学した人々が力を合わせれば、すぐにできると思うし、まずは、一冊もないのだから出すことに意義があるような気がしますし、それなりに需要もあるような気がするし、そんな本、作ったらいいのに、と思いました。
