プノンペンまで、バスで6時間。
幸弘さんは、理解が早い人で、何でも一言で理解します。こういう人も鑑賞力があるというのでしょう。
王宮にも行きました。ここで子どもが伝統音楽を演奏していましたが、なかなかいい。昨日、アンコールワットでも、子どもが伝統楽器を演奏していて、それも適度にばらけていて、いいノリでよかった。
タイとカンボジアの伝統音楽は、楽器が似ている。近くで聴くと、木琴がよく聴こえるが、遠くに行くと、ゴングの音がよく聴こえる。同じ音楽なのに、距離によって、違う音楽が聞こえる。1月に書くアコーディオン・コンチェルトについて、ちょっとアイディアになる。
夜は、カンボジアの音楽のコンサート。伝統音楽と西洋楽器の融合。でも、主には演歌みたいな感じだったが、途中のカンボジア・オーボエの(チャルメラみたいな楽器の)人の新曲というのが、相当よかった。伝統音楽で声で掛け合いをするところを、伝統楽器と、サックス、クラリネット、トランペットとの掛け合いになっていて、絶妙。
今日はブッダの日だったらしく、王宮の外でも演奏があった。メコン川のリバーサイド。バックにはオリオン座やおおいぬ座も見える。アナンも加わって演奏。カンボジアのあちこちにアナンの友達がいる。彼が築き上げてきた人間関係を知って、驚くばかり。