野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

西宮浜小学校でP−ブロッ

西宮浜小学校で鍵盤ハーモニカ・オーケストラP−ブロッのコンサート。そこで、昨日は甲子園のノボテルというホテルに泊まりました。このホテル、甲子園で試合がある日は料金が3倍らしく、3分の1で快適なホテルに泊まれて、ラッキー。

コンサートは45分を2回。体育館で1〜3年生350人、休憩後さらに、4〜6年生350人で、700人に聞いてもらいました。1回目の公演は、

①それぞれの植木鉢、②本日のさんぽ、③メドレー(笑点、UFO、校歌、さくら)、④FとI、⑤犬が行く

というプログラムでした。雨が降っていて、体育館全体にその音が響くせいか、子どもがわずかに動く音が350人分になって出るホワイトノイズのためか、音が通らない感じがして、無理して強く音を出そうとした感じがあり、反省。体育館で響くので、話が届きにくいので、ゆっくり発音しようとするが、これもややうまくいかない感じ。

2回目の公演は、1回目の公演を反省して、トークはマイクを使わずに、地声で微かにマイクが拾う感じでやってみました。プログラムは

①それぞれの植木鉢、②ビネール、③メドレー(笑点、UFO、校歌、さくら)、④犬が行く、⑤やぎの音楽、⑥この道+おやすみなさいコアラリス

でした。こちらは、雨がやんだので繊細な音が聴こえやすくなって、かなりやりやすくなった。それと、高学年はもぞもぞ動かないので、その分のノイズの分もなくなって、音がくっきりした。同じ場所なのに、こんなに音環境が変わるのかと、びっくりした。

こういうコンサートは、高学年だけ、低学年だけで聞くより、混ざった方がお互いのいいところに影響されていいな、と思った。1年生が露骨に反応して笑ったり、足踏みを始めたりすると、高学年も自然につられるし、高学年がじっくり聴き入ってくれている感じが、1年生に伝染していったりするし。

今回の企画は、吉森くんの大学時代のバンド仲間、当時の軽音の部長が、現在小学校の先生ということで実現した企画でした。