野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

能楽源流考

久しぶりの日本です。時差ぼけはなく、朝7時に目が覚める。

日差しが暖かく、明るい。イギリスとは全然違って、京都は南国だと、ウキウキ。旅の洗濯物を洗濯して、干す。これだけ暖かいと乾くなぁ。

自宅にいると、相撲関係の本がいっぱいあるので、朝食をとりながら、相撲の本が読めることも自宅ならでは。以前に注文していた能勢朝次著「能楽源流考」という1500ページ以上ある本が届く。一ページ目を見ると、

第一編 平安時代の猿楽
第一章 平安時代の貴族的猿楽
  一 相撲節会の散楽
 (イ)相撲節会と散楽の奏

とあって、能の源流の最初の最初に相撲が出てきて、平安時代相撲節会の中で、雅楽や散楽や雑技が行われていて、相撲も音楽も演劇も、共存していたのだ、と改めて驚く。折口信夫が、演劇の昔をたずねると、相撲に行ってしまう、と言ってたのは、このことか。

自宅のピアノも久しぶりに弾きました。そして、助成金の申請書類を作成する作業もやりました。時差ぼけでできないかと思ったけど、今日は意外に動けました。

買い物も行って、自炊もできて、夜は、門限ズとのミーティング。鳥取の「銀河鉄道祭」も徐々に始動中。