野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

30人による30手ピアノ連弾しました

昨日、インドネシアから帰国して、まだ寒さに慣れませんが、本日は、大阪の吹田にて、音楽療法推進NPOのコスモス主催による「おとあそびワークショップ」の講師をしました。13時ー16時で、30名ほどの参加者です。

参加者の方々は、保育士、音楽療法士、支援学校教員、児童館指導員、介護福祉士、ピアノを学ぶ大学生、中学校教員などなど、様々な方々でした。ひとまず、「鍵盤ハーモニカ・イントロダクション」の演奏を聴いて/見ていただき、楽器の演奏の仕方には、色々あることを体感していただく。その後、「タイの村祭り」を口唱歌でやって、グループごとに動きを作ってもらって、ボイスアンサンブル(動きつき)をやって後、これを楽器でやって練り歩いてみる。民族楽器がないのに、タイの感じが出るから不思議なもので、大した物だ。

その後、楽器を交換して、「まったなし」のかけ声で、相撲のように間合いをはかって30人が一斉に始め、最後は楽器を持たずに手をふりふりするジェスチャーだけになって終わる曲。今日、最初に受付した人から始まって、一番最後に遅れて来た人で終わる曲などをやる。最後に来た人は、決めのフレーズを示して、みんなでうまくフィニッシュ。

その後、一人ずつ打楽器を演奏して、全員で打楽器アンサンブルになったら、一人ずつピアノに移動し、鍵盤一つだけで、打楽器と同じ演奏をする、というのをやりました。30名で、なんとかスペースを作ってやりました。ピアノを20名以上で弾くのは、過去に何度もワークショップでやった経験があるのですが、今回のように、はっきりビート感がある1台ピアノ30手連弾は初!非常にリズムが面白く、聞いたことない音がしていて面白い。

休憩後に、ピアノを巡って、色々なお話をして、あとは、弾き歌いが難しいという話もあって、みんなで歌を歌ってみて、ピアノの伴奏をしてみたり、ピアノを巡った活動などをして、最後に、今日やったことを総盛り込みした演奏をして、みんなで一口感想を語り合って、終了。

楽しい時間でした。