野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

ひょーひょーぴょんぴょんいか

本日、ガムランの日。こどもガムランでは、毎回、こどもたちの言うがままに、曲を作っています。野村は、それを聞いてノートにメモをしています。今日だけで以下の7曲の新曲ができました。(これでトータル40曲です)。こどもたちの発想やタイトルは、常に独創的で面白いです。

1)しずか
2)うるさい
3)ひょーひょーぴょんぴょんいか
4)だんだんおおきくなる
5)だんだんしずかになる
6)ひょーごっこ
7)なくなくおこるおこる

「しずか」は、今までにないピアニッシモの曲。「うるさい」はフォルティッシモの曲。「ひょーひょーぴょんぴょんいか」は、躍動的であり、演奏しながら奏者が時々走り回る。「だんだんおおきくなる」は全体的にクレッシェンドですが、最後は一瞬、デクレッシェンドしてから終わります。「だんだんしずかになる」は、印象的なフレーズでフォルティッシモで始まり、だんだん弱くなりますが、途中で、一度、大きくなり、再び、だんだん弱くなる。2段階で弱くなる曲。最後に小声で「おわりでございます」と言うところも大切。「ひょーごっこ」は、突然に演劇。ヒョウになって吠える、走り回る。「なくなくおこるおこる」は、泣く/怒るの2つの感情のモードがありますが、これを演技ではなく、終始楽器でやる曲でした。

大人ガムランは、もっとじっくりと集中した時間でした。