野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

あいのてさん@麦わらぼうし(世界はひっくり返る)

東広島の麦わらぼうしに来ました。麦わらぼうしは、絵本のお店で様々な子どものためのイベントなどもやっているのです。今日は、あいのてさんのコンサート。
http://mugiwaraboushi.ftw.jp/u49036.html

このお店は、エアコンの設置などを仕事にしていた稲垣さんが、ある日、岐阜の絵本屋さんに入った時に突如ひらめきが訪れて、この仕事を始めることに。9年間続いているというお店は素敵です。

コンサート前半は、あいのてさんのコンサート。後半は、観客とのセッション。その中で、駄洒落作曲で「むぎわらぼうし」という曲を作曲。

む=腕組をして「むっ!」
ぎ=ギーっと何かをこする音
わら=笑う(誰かを笑かすか、何かに笑う)
ぼう=ペットボトルなどを吹いて、「ぼー」っという音を出す
し=人差し指を口の前に持っていって、「しーっ」と声を出す

という曲に。笑った後に「ぼー」と渋い音が来たり、渋い音の後に「しーっ」っとやるのは、相当意外性にとんでいて、駄洒落作曲ならでは!

さらに、「むぎわらぼうし」の歌を作詞/作曲。歌詞は、

むぎわらぼうしをかぶらないで、だって、わたしのだから

というものになりました。

で、終演後は、色々と濃いお話。昨日の岐阜大学の芸術フォーラムが続いているよう。色々、語り合っていくうちに、こんな話になりました。世の中、暗い話や困難な状況も色々ありますが、やはり希望がいっぱい見えると思うのです。麦わらぼうしも、一つの希望です。でも、そうした動きは少数派かもしれません。でも、このままの状況でいったら、お先真っ暗な未来かもしれない、とは、ぼくらは思いません。このままではうまくいかないから、状況はひっくり返る、というのです。で、その話を聞いた時、ぼくは、うん、ひっくり返る、と思ったのでした。

で、ひっくり返るって、何だろうと、言葉にしてみようと考えました。今日、思いついた言葉は、

1)上下関係がなくなる
2)お金儲けや、お金に苦しむことがなくなる
3)そして、楽しく、幸せになる

こんなところです。世界はどんどんそうなっていく、そういう確信が得られた。

ちなみに、あいのてさんツアー続きます。明日、明後日は、広島です。
11月12日は、大阪ムジカジャポニカにて、ふちがみとふなとと対バンもあります。11月21日は福岡のアジビホール、23日には佐賀でもあります。