野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

尺八+箏+十七絃

尺八十七絃の新曲の作曲にとりかかる。箏演奏家菊地奈緒子さん、市川慎さん、尺八奏者小湊昭尚さんによるルーマニアブルガリアセルビアへのツアーのために作曲。菊地さん、市川さんは、野村誠作品を何度も演奏したことがあるが、小湊さんは初めてだし、ぼく自身も小湊さんの演奏を聴いたことがない。演奏家をイメージして作曲することが多いので、演奏家を知らないと作曲しにくいなぁ。ということで、市川さんと小湊さんは、ZANという邦楽ロックバンドの音源が、ウェブにアップされていたので、ちょっと聴いてみる。

箏の曲を五線譜で書くことは、ほとんどない。ただし、1998年に「ごんべえさん」を作曲した時は、尺八、箏、にピアノや鍵盤ハーモニカが加わるし、箏奏者の竹澤悦子さんから、譜面は五線でくださいと言われたので、この時は珍しく五線で書いた。尺八奏者の藤原道山さんは、ぼくの五線譜を自分ようの尺八譜に書き直していた。でも、尺八の譜面の書き方を教わらなかったので、今回も五線譜で書くことなりそう。やたらに軽くて踊れる曲を書こうと思ってます。では、今から五線紙をコンビニにコピーに行ってきます。

コピーして4小節書きました。コンビニではチョコを買い込みました。作曲し始めると、甘いものが食べたくなるので、チョコは必需品。どうして作曲すると、こんなに体が糖分を欲するのでしょう?先日、作曲家の牛島安希子さんとそのお友だちの作曲家さんと話した時も、作曲中は甘いもの欲しくなる、と言っていた。他の作曲家もそうなのだろうか?

チョコ1箱食べて、2箱目が半分消費した今、24小節目まで書きました。作曲の合間に最近1ヶ月の日記だけ、カテゴリー分けしてみました。「作曲」、「音楽」、「コラボ」、・・・と続いて、「来客」なんていうのもあります。