野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

うたう図書館

本日は、豊橋から渥美半島の方へ行った田原へ。京都駅で、昨年のワークショップ「The Work」に参加してくれていた人と、バッタリ会う。東京に行っていた帰りとのこと。また、コンサートやるよー、とか、会話を交わす。わー、またバッタリ会った、と驚いて、新幹線に乗ろうとホームを駆け上がると、音楽学者の中川真さんとバッタリ会う。中川真さんとご無沙汰しているなぁ、と思っていた矢先、登場してきた。今月、タイに行く話など、会話をする。

豊橋駅で乗り換えて、三河田原まで電車で移動。駅からタクシーで、田原中学校へ。田原城址のすぐそば。石垣もしっかり残っていて、山も近く、いい風景。

中学生とのワークショップ。12月23日に田原市図書館で開催の「うたう図書館」に向けて。校歌を歌ってもらったら、とても良かったので、本を頭の上にのせて歌ったり、本をパタンと閉じる音を使って演奏したり、歌いながら、本をつみあげてみたり。うーむ、面白い。

そして、今回、愛知大学の学生が準備している「あそぶ図書館」の中であるアイディアに着想を得て、中学生に愚痴を言ってもらい、それを歌詞にして歌をつくる。これが、愚痴もいろいろあり面白く、メロディーも哀愁ただよう名作。

あとは、本を使って指揮をする合唱。これも、面白い。

そして、本を朗読するのを組み合わせての朗読のアンサンブルも、試してみました。「読書の独唱」も盛り込んだ構成。

その後、愛知大学メディア芸術専攻の学生さんたち、吉野さつきさん、と田原市図書館で、作戦会議の後、閉館後の図書館で、実験。図書館内で、音源を鳴らしたり、声を発しながら移動したり、本をオペラ風に読んで歌ったり、楽しい実験の時間でした。

ホテルにチェックイン後、「かずえつこと 即興のための50エテュード」no.28「箏クイーカ」を作って、大浴場にてリラックス。