野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

えずこホールの音楽劇に向けて

えずこホールの住民参加型総合音楽劇が、2007年2月17・18日に行われます。ぼくは、それの総合監修のようなことをしています。7月11-14日にえずこホールに滞在してから2ヶ月が経ちました。その間に、柏木陽さん、片岡祐介さん、わたなべ・なおこさん、鈴木キヨシさん、池田邦太郎さん、倉品淳子さん、明神慈さんによるワークショップが行われました。この2ヶ月で、第1ステージは終了です。この2ヶ月間は、敷居を低くして、演劇や音楽の様々なワークショップをやってもらいました。楽譜や台本からは離れて、即興力や応用力が随分ついたと同時に、様々な作品の素材も生まれたはずです。届いていたワークショップのDVDなども見て、様子を判断した上で、第2ステージにどうやって突入するかを決定する作業が待っています。

ぼくとしては、音楽、演劇、などと、はっきり役割分担せずに、音楽と演劇が分離しないような音楽劇づくりを進めたいと思っていました。しかし、ワークショップ参加者の出席率を見ると、演劇と音楽を分け隔てなく出席する人は少なく、演劇だけ、音楽だけに参加するケースも多かったようです。これは、非常に残念なことですが、それならば、仕方がないので、方針を少し軌道修正しようと思います。そこで、第2ステージでは、音楽と演劇のアーティストが同時にやってきます。音楽チーム、演劇チームと分かれて活動したり、一緒にやったり、という中で、音楽と演劇のコラボレーションを探っていこうと思います。

というわけで、倉品さん、片岡さん、明神さんに、ヒアリングをして、9月16-18日の倉品さん+片岡さんのワークショップの方向性を明確に打ち出したいと思います。
http://d.hatena.ne.jp/ezukohall/