野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

プリマスの門限ズ

尾引浩志が帰国。あいのてさんとしてのツアーは終わり、門限ズとしてのツアーが継続。

Barbican Theatre, Plymouthでの門限ズ(遠田誠、野村誠、倉品淳子、吉野さつき)。1月の東京での門限ズの公演では、お客さんに振付けのアイディアを紙に書いてもらい、それを紙飛行機で飛ばしてもらい、それを演じる、ということをやった。今回は、短いピースを上演し、それに、何か進化させるアイディアを観客に提案してもらい、それを演じる、というやり方をした。観客の提案に従って、いろいろ実験してみる、という形の2回目。制限時間が来ると、「門限です」と言われることも、前回同様。Sparkwell Continuingが観客の提案により進化した。

あと、Anablepsisの身体アンサンブルバージョンをやった。この作品にも色々な可能性がある。

ゲストは、ヒュー・ナンキヴェルと片岡祐介

アンケートにも多くの人が答えてくれて、門限ズは、予想以上に大好評だった。門限ズの旅はつづく。

茶碗蒸しリスペクト

Barbican Theatre, PlymouthのBarで、片岡祐介野村誠+ヒュー・ナンキヴェルの3人で演奏。バンド名は、「茶碗蒸しリスペクト」に。結成直後なので、何のレパートリーもないが、ダーウィンにちなんだタイトルを色々つけて、曲名を先に作った。そして、そのタイトルで即興。時間のタンゴ、進化のエコー、ビーグル号ブギ、ダーウィンのダンス、など曲名がつくと、即興でも曲調が変わる。片岡さんとヒューの即興力があるからなんだけど、、、なかなか面白い。

ダーウィン・プロジェクト

そして、この劇場が16歳〜24歳の若い人を集めてワークショップで作った演劇。これがとても良かった。演出のMark Lavilleが身体表現と演劇をうまく整理しながら、面白い作品を作っていた。次は、門限ズともっとコラボレートしようと、終演後、語り合った。