野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

十五の乱を作曲中/世界のしょうない10年目に向けて

サントリーサマーフェスティバル2023のためにガムランの新作を作曲中。と同時に、同じコンサートでホセ・マセダの《Music for Gongs and Bamboo》を指揮するので、こちらの楽譜を読んでいる。マセダの曲は、1ページに15小節書かれている。「15」という数のことを考え始めた。塔本シスコの《フレ川綱引き》に出会って以来、南九州の十五夜綱引きのことを考えている。十五夜も、「15」だ。大相撲の本場所は15日間だ。もうこれは、「15」なんだと思えてきて、とりあえず15のシーンに名前をつけてみる。すると、なんだか色々なシーンが浮かんでくる。現時点での15のシーンをなんとなくラフにイメージすると、こんな感じか。

 

1 古式土俵入りのドラナン

2 スマランの一番太鼓

3 竹野相撲じんクタワン

4 パテットチャンプルー

5 四股ンダクター

6 ケロリン

7 瓦ムラン

8 ハイドン盆栽

9 ウパチャラ十五夜綱引き

10 洗濯物ほせ・ませだ

11 タイの村まつり

12 固有ベクトルと行列しき

13 フォト・ぐー・ラファー

14 knitted score

15 ノタシじゃんけん

 

これからブラッシュアップしていこう。そして、全体のタイトル案は、《ガムラン ノムラン 十五の乱》とか、《ガムラン ノムラン だじゃれの乱》とか、そういうタイトルが浮かび上がってきていて、絶賛考え中。これも近日中に決まるかな。

 

10年目となる「世界のしょうない音楽祭」に向けてのzoom会議。豊中市大阪音大、日本センチュリー交響楽団で。オンラインから対面に徐々に移行してきて、今年は管楽器もできるかなぁ。