野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

タイムマシンレコード

不知火美術館で開催中の展覧会『表現は日常にこだまする』を観に(聴きに)、タイムマシンレコードの五島昭彦さんが訪ねてきてくれた。五島さんは、録音をライフワークにされている方で、音だけを録音するというよりは、音を伝えるその場の空気までも含めて録音してしまう方。五島さんと出会ったのは、ぼくが大学3回生だった1989年で、その時に録音してもらって以来なので、30年以上の付き合いである。今、不知火美術館で音源を鳴らしているスピーカーやアンプは、五島さんに相談してゲットしたものだ。神戸在住で、福岡で仕事があったついでに、とのこと。ありがたい。 

 

五島さんは展示を鑑賞に来て下さったが、早速、スピーカーの置き位置を修正して、音の環境づくりに取り組み、その後、じっくり鑑賞してくださった。その後は、数時間話し込む。

 

五島さんは、2004年に神戸の六甲山で『火の音楽会』を実施した時に、キャンプファイヤーの火の中の音を集音するための安価で燃やせるマイクをお願いしたこともある。無理難題に応えていただき、その時もとても面白い音がとれた。滋賀の『ガチャ・コン音楽祭』の車内放送歌合戦の児童合唱も、五島さんに録音していただいた。

 

www.youtube.com

 

夜は、里村さんと荒井良二さんとの企画について会議の後、遠田誠が振付したダンスを個人練習。難しくて笑うしかない。