野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

1ヶ月前に生まれた伝統芸能

城崎国際アートセンターでのワークショップ。

 

①10/9 ㊐ 14〜17 時 講師|つるみん(=鶴見幸代)
②11/27 ㊐ 14〜17 時 講師|のむろん(=野村誠
③12/18 ㊐ 14〜17 時 講師|もみー(=樅山智子)
④最終回 3 月中旬(日程未定) 講師|ジャクシャ3人

 

前回の鶴見のワークショップを踏まえての今回。前回どんな曲を作ったのかを、参加した子どもに聞いてみると、覚えているところと忘れているところがある。ビデオを見れば、すぐに再現できるのだが、敢えてビデオがないことにして思い出そうとしてみる。1ヶ月半前に作った音楽だが、正確には思い出せない。でも、少しずつ手がかりが見つかる。それは、まるで途絶えた芸能を復元するための取材をしているようなプロセスだった。そして、完全に正確ではないかもしれないけれども、だいたいこんな感じであったという音楽や振付などが復元された。そして、みんなで練習した。面白い作業だった。

 

続いて、宿題にしていた地域の芸能とかお祭りのことで、だんじり祭りの太鼓のリズムを教えてくれた。城崎と豊岡でも太鼓のリズムが違う。異なる太鼓のリズムを重ね合わせてみたり、別々に奏でてみたりした。これも、なかなかよかった。

 

休憩の後、みんなでリコーダーで竹野相撲甚句の前唄をやってみた。いろんな楽器を楽しむ中、きらきら星と竹野相撲甚句を合体させて演奏もした。充実の3時間だった。

 

そうしているうちに、大相撲九州場所の千秋楽が意外な結果で幕を閉じる。夜は、アートセンターの橋本麻希さん、吉田雄一郎さん、滞在アーティストの太田奈緒美さんと夕食をしながら、サッカーのワールドカップをテレビ観戦。ワールドカップ、全然見てなかったけど、巻き込まれて見た。