《春日の50の物語》を作曲中。24曲目の《春日神社》の作曲を進めるために、もう少し春日神社の情報が欲しいので、調べていると、25曲目の《婿押し祭り》が春日神社で最も特徴的なイベントなので、「婿押し祭り」関連の動画を見て研究。
真冬に水の中で、裸の婿たちが、空中にある樽を交代に踏む儀式。ここで出てくる掛け声のリズムを取り入れて、掛け声のエテュードという副題をつける。24曲目の《春日神社》は雅楽のエテュードにする。26曲目の《金口池公園》は増４度が出てくるので、「増４度のエテュード」と副題をつける。
不知火美術館・図書館の里村真理さんと打ち合わせ。美術館から町に出ていくようなプロジェクトで関わって欲しいとのこと。里村さんにとって、展覧会をする展示室だけが美術館ではなく、作品を収集／管理することも美術館で、美術の研究をするのも美術館で、様々な形でアートを体験すること（教育普及と言われることが多い）も美術館。だから、美術館の建物を離れても、美術館の建物に縛られなくても、様々な形でアートを体験できること自体が美術館である。だったら、不知火美術館の出張ミュージアムを町のあちこちに出現させる、というプロジェクトをやっても面白いのではないか。美術館の職員とアーティスト（野村）がある日学校に行けば、そこが出張ミュージアムになる。アーティストとお喋りするだけでもいい。一緒に楽器をやってみてもいい。何かを作ってもいい。作らなくてもいい。いろんな形の出張ミュージアムの形をやってみる。そして、出張ミュージアムに来て欲しいところを募って、行ける限り、どんどん出かけていく。八十八ヶ所くらい出張ミュージアムができたら、八十八ヶ所巡りのマップみたいなの作りたいなー。今年度だけで八十八ヶ所は難しいだろうから、初年度二十二ヶ所やって、４年で八十八ヶ所達成できたらいいかもなぁ。
