野村誠の作曲日記

作曲家の日記です。ちなみに、野村誠のホームページは、こちらhttp://www.makotonomura.net/

山本啓さんと梵鐘とアンビエント/もうすぐ中野裕介展

連日の猛暑。不知火海の由来は、海の向こうに火が見える現象。最近は、不知火はなかなか現れないらしいが、こんなに暑かったら、不知火が出ているような気がする。

 

びわ湖・アーティスツ・みんぐる2022『ガチャ・コン音楽祭Vol.2』の打ち合わせ。音楽家の山本啓(ひらく)さん、びわ湖芸術文化財団の山元喬さん、福本美紀さん、コーディネーターの永尾美久さんと。10月23日のツアーライブで、金壽堂という(休業中の)梵鐘工場でも演奏を行う。啓さんは、金壽堂の空間を非常に気に入られたので、金壽堂では、啓さんのライブを計画している。本日の会議でご提案いただいたプランは、滋賀県各地の梵鐘の音を録音して、複数の鐘の音を組み合わせて新曲をつくるというもの。鐘の音だけでなく、生楽器として啓さんのヴァイオリン、野村のピアノが加わる構想。そこに照明を鐘の音と同期させるなど視覚的なアイディアもあり、伝統的な製法での梵鐘工場が、山本啓のサウンドとビジュアルで演出されていくのは、非常に楽しみ。啓さんとの打ち合わせ後、財団+永尾さんと、その他様々な確認事項など話し合った。

 

里村さんは、10日後に開幕する不知火美術館での中野裕介さんの個展『かなたをよむ:海と空のあいだのP』のために、忙しそう。中野裕介というフィルターを通して、熊本を読むと、何が浮かび上がるのだろう?

 

www.museum-library-uki.jp

 

PM2.5なのか、埃なのか、何が原因かわからないが、鼻づまりがひどく、耳鼻科に行く。副鼻腔炎と診断され、薬を処方される。体も酷使すると、いろいろ不具合が出るので、メンテナンスしながら長く活用していきたいものだ。とりあえず、週末の滋賀遠征に向けて、夏バテせずに、コロナにかからないように、手洗い、うがい、睡眠、栄養、気をつけよう。それにしても、暑い。